SOR: Singularity Reign
B4 · B5 · B6 · 接触のアーク
三年間の平和。六週間の戦争。戦いは終わった。
信号は、いまも発信され続けている。
三作の長編
三冊の長編。第 1 日から第 542 日 ATA まで。沈黙は終わり、派閥は形を成し、六万五千年を経た存在は、いまこそ接触するときと決意する。第二三部作にあって、第一三部作で見えていたもののままで在り続けるものは、何ひとつない。
十巻中・第四巻 · ファースト・コンタクト三部作 · B4
「三年間の平和。六週間の戦争。戦いは終わった。信号は、いまも発信され続けている。」
第 1 日 — 第 84 日 · 休戦協定後
The Silence が終わってから三年。派閥は地歩を固めた。やがて六週間の戦闘が、勢力図を根底から書き換える。 だが、肝心なのは戦争そのものではない。肝心なのは、最初の一発が放たれた瞬間に発信を始めた、あの信号—— 構造化され、古代より続き、地球上の誰にも宛てられていない信号である。 ファースト・コンタクト三部作はこうして、ひとつの破局を生き延びた世界の幕を開ける。 そして、その世界が、ずっと「見つめられていた」のだと気づくその直前に、立ち止まる。
詳細を見る →十巻中・第五巻 · ファースト・コンタクト三部作 · B5
「彼らは生き延びた。だが今や……向こうもまた、こちらの存在を知っている。」
第 85 日 — 第 187 日 · 休戦協定後
大執政官(The Archon)が到来する。敵としてではない。同盟者としてでもない。 「今回のサイクルは違う」、そして「人類が次に何を為すかは記録に残される」と決めた、一人の観察者として。 『The Archon』はこの第二三部作の支点である——SOR ユニバースが「人類の生存」の物語であることをやめ、 「十八度にわたって文明の終焉を見つめてきたものに対して、人類は何を意味するのか」を問う物語へと姿を変える、まさにその瞬間を描く。
詳細を見る →十巻中・第六巻 · ファースト・コンタクト三部作 · 完結編
「アーカイブは、読者のいないままに編まれた。読者がついに、応えはじめている。」
第 14 日 — 第 542 日 · 休戦協定後
The Vorn のアーカイブは、六万五千年にわたり発信され続けてきた。 それは「誰も応えはしない」と諦めた文明によって編まれたものである。 その読者が今、ついに、応えはじめている。 『The Vorn』はファースト・コンタクト三部作の完結編であり——人類が宇宙に「反応する」ことをやめ、はじめて、その宇宙に「語りかける」ようになる、その瞬間を描く。
詳細を見る →作品間の響き合い
ファースト・コンタクト三部作は「気づき」から「接触」、そして「応答」へと進むアークである。三冊の長編、一本のエスカレーション。B6 の終わりまでに、第一三部作で築かれたすべてのものが、新たな意味を帯びる。
「信号は、いまも発信され続けている。」
↓
「向こうもまた、こちらの存在を知っている。」
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「読者がついに、応えはじめている。」
読書ガイド
第一三部作の読了が必要
ファースト・コンタクト三部作は、沈黙三部作の終結から三年後を起点とします。B1〜B3 が派閥、登場人物、世界そのものを築き上げます。それらを経ずに、本三部作の全体像を掴むことは難しいでしょう。
スケールが変わる
第一三部作は人類の生存を描き、第二三部作はファースト・コンタクトを描きます。同じ登場人物が、全く異なる種類の問題に向き合うことになる。SOR ユニバースのスケールが、ここではじめて目に見える形で立ち上がります。
第二三部作から第三三部作へ
『The Vorn』(B6)の後は、派閥三部作——B7『派閥:The Corporates』へと進んでください。接触のアークは閉じ、帰結のアークが幕を開けます。